【参加レポート】第22回世界の資産運用フェア |A席2,700円で「元は取れるのか」検証してみた

世界の資産運用フェア
やってきました
開場時間が早くなっている
開場時間が早くなっている
セミナ会場の席配置
セミナ会場の席配置
S席とA席の境の席を確保
S席とA席の境の席を確保
本日の初期装備
本日の初期装備
これが1本500円の高級ペットボトルです。
これが1本500円の高級ペットボトルです。
帝国ホテル謹製の豪華お弁当。半分以上食べてから気づいて慌てて撮りました。
帝国ホテル謹製の豪華お弁当。半分以上食べてから気づいて慌てて撮りました。
本日の戦利品。
本日の戦利品。

⚠️ ご注意(免責事項)

本記事は、筆者が個人的にイベントへ参加した体験・感想をもとに書いたものです。特定の金融商品・サービスへの投資を推奨・勧誘するものではありません。

記事の内容は情報提供を目的としており、投資上の助言・指導ではありません。投資にかかる最終的な判断はご自身の責任でお願いします。

内藤忍氏が主宰する世界の資産運用フェア、気がつけばもう22回目。開催時期は春だったり夏だったりと定まらないのに、これだけ続いているのは地味に凄いことだと思います。
実は4回目の参加。いつもはS席なのですが、今回は急遽の参加でS席完売、初のA席となりました。有料セミナーで果たして「元は取れるのか」——座席の格差から特典の損益計算まで、参加者目線で検証してみます。
📋 イベント概要
イベント名 第22回 世界の資産運用フェア
開催日 2026年7月11日(土)10:00〜16:30
会場 東京国際フォーラム ホールD6+7
主宰 内藤忍氏
参加費 A席 2,700円(早割70%オフ/定価9,000円)
参加セッション ① インフレ経済下の資産運用戦略(江守哲氏)
② これからでも間に合う海外不動産投資
③ 失敗しない国内不動産の始め方

早割70%オフの衝撃——2,700円のA席チケット

このフェアは有料セミナーです。チケットはS席・A席・B席の3ランク制で、それぞれ特製お弁当・ドリンクチケット・特製おみやげが付いてきます。S席にはさらにアフターパーティ参加権も。

チケット価格(早割70%オフ適用時)

S席:24,000円 → 7,200円(お弁当+ドリンク+おみやげ+アフターパーティ)
A席:9,000円 → 2,700円(お弁当+ドリンク+おみやげ)
B席:4,000円 → 1,200円(お弁当+ドリンク+おみやげ)
※オンライン参加は無料

早割の割引率がとんでもないことになっています。今までS席で7,200円を払っていたことを考えると、A席2,700円が「安い」と感じてしまうのだから、不思議なものです。ただ、S席が完売したのでA席を購入したのが、開催の一週間前。一週間前でも早割が適用されていたので、定価で購入した人はいないっぽい。

ちなみにA席9,000円の内訳は、セミナー受講(テーブル付きお座席)3,000円、特製おべんとう2,000円相当、ドリンクチケット2枚1,000円相当、特製おみやげ3,000円相当。この内訳が後ほどの「元が取れるのか」検証で効いてきます。


開場は9:30——そして座席に見る資本主義

例年、開場10分前に行っても行列で待つことになるので、今回はカフェで時間を潰して開場してから会場へ向かう作戦。ところが、ホール入り口のエスカレーター付近に「9:30に開場します」との張り紙が……なんだと。作戦は初手から空振りです。

受付を進むと、6階部分は協賛企業の個別ブース。階段を上がった7階がセミナー会場になっています。

座席のレイアウトは、ステージ前の中央部分にS席が陣取り、その周辺をA席が取り囲む配置。S席・A席は3人用の長机を2人で使う贅沢仕様で、違いといえば机に白い布がかかっているかいないか程度。一方のB席は、折りたたみ椅子にテーブルがくっついているタイプです。

A席とB席の落差が中々に凄い。これぞ資本主義だと実感できる、なかなかいい感じです。

協賛企業の顔ぶれに見える「答え」

協賛企業を見ていると面白い傾向があります。国内不動産の中古ワンルーム・新築木造アパート・リノベーション物件・北海道不動産を扱う会社と、米国不動産の会社は毎年固定で、毎回参加しています。一方、海外不動産(フィリピン、カンボジア、インドネシア等)を扱う会社は、連続参加している会社はないのではないかというくらい、毎年顔ぶれが変わる。

主宰の内藤忍氏が実際に投資しているのは国内不動産と米国不動産なんだな、と邪推することもできますが、実際のところはどうなんでしょう。一度聞いてみたいものです。


SESSION 01

インフレ経済下の資産運用戦略(江守哲氏)

ご存じ江守哲氏の登壇です。テーマは、誰も話題にしなくなった2つの資産——仮想通貨とゴールドについて。

仮想通貨——誰も話題にしない今こそ

あれだけ騒がれていたビットコインは、価格がダダ下がりしている状況。誰も話題にしません。だからといって、もう価値が無いというわけではない——誰も興味を持っていないこの時だからこそ絶好の買い時である、という見立てには納得感がありました。

仮想通貨の税制変更(予定)

2028年には仮想通貨の課税が総合課税から申告分離課税へ変更になることがほぼほぼ決まっているとのこと。税制面の環境改善を見据えれば、投資を続ける方針に変更なし、という整理です。

ゴールド——相場は見ないほうがいい

ゴールドも相場急騰からの下落で、ほとんど話題にされなくなりました。ただ、江守氏いわく「相場は見ないほうがいい」。相場が下落するとはいっても、ゴールドの資産価値そのものが変わることはないので、あくまでアセットアロケーションの一部として一定割合を保有するべき、という考え方にも納得です。

💭 私自身の結論としては、仮想通貨もゴールド等のコモディティも、ただただ積立投資を継続することにしました。「買い場」だと言われても買い増しする勇気はないので、消極的投資続行ということで。

SESSION 02

これからでも間に合う海外不動産投資

新興国であるフィリピン・カンボジア・インドネシア不動産については、毎年物件の説明がメインなので割愛。それより、毎年参加している米国不動産を扱う会社でサプライズがありました。

米国不動産の公募投資信託が登場?

例年話を聞いている会社ですが、これまでは分配金が総合課税になるということで検討に至りませんでした。ところが今回、金融庁届出済みの公募投資信託を発売することになるらしいのです。

米国不動産投資信託の概要(ブース取材メモ)

・新NISAには対象外ながら利子・配当所得及び譲渡所得として、申告分離課税となる
・期間は18か月(6か月の延長オプションあり)
・インカムゲイン+キャピタルゲイン有り
・最低買い付け額300万円

ブースでの相談は「先着20人にクオカードプレゼント」ということで長蛇の列。慌てて並んで詳しく話を聞いてみると——なんだか聞いたことのない証券会社2社でしか購入できないうえに、購入手数料・年間手数料・解約手数料がいずれも相当に強気な水準。

最低買い付け額300万円、最低運用期間18か月はいいとして、この手数料の高さはどうにも許容できない。


ランチタイムにも資本主義の洗礼

ここでも座席ランクの威力を感じることができました。S席は汁物付きの豪華弁当(帝国ホテル謹製)、A席は汁物はないもののちょっと豪華なお弁当(帝国ホテル謹製)、そしてB席はサンドウィッチ。

ランチタイムの途中では、アコーディオンのミニコンサートが始まりました。毎年、落語だったり手品だったりバイオリンコンサートだったりと、なかなか楽しませてくれます。ただ、「資産運用セミナーの休憩時間のお楽しみ企画で演奏してください」というのは、営業依頼としてはなかなかにハードルが高そうだなと、余計なことを考えてしまいました。


SESSION 03

失敗しない国内不動産の始め方

ここでは、国内不動産の様々な形態を紹介してもらえます。都心中古ワンルーム、地方中古ワンルーム、新築木造アパート、北海道不動産——まあ、いわゆる中古ワンルーム屋さんが一堂に会する感じです。

興味深かったのは、その会社たちが新築ワンルーム会社やCM等でおなじみのワンルーム会社を軒並みディスっていたこと。「あの会社とは、私達は違う。あんな会社と一緒にしないでくれ」と強調していましたが、目糞鼻糞のような気もしないではない、というのが率直なところです。


アンケート特典とスタンプラリーで大忙し

このフェア、タイムスケジュールがなかなかタイトです。各セッション終了10分以内にアンケートフォームを送信すると500円のアマゾンギフト券がもらえる特典があり、3つのセッションで計1,500円分。なかなか太っ腹ですが、「10分以内」という縛りが地味に大変でした。

また、6階の参加企業ブースを回ってスタンプを貰うスタンプラリーもあります。スタンプラリーの条件は、3つのブースでスタンプを貰う事。セッション間の休憩時間が限られている上に、一つのブースで話を聞けるのがせいぜい2人くらい。スタンプだけ貰えればいい参加者と、そうはいかせたくない参加企業との駆け引きが発生します。いつもの「スタンプください!」作成が通用しない。また、じっくり話を聞きたい参加者もいてなかなかのカオス状態です。話を合わせやすい海外不動産のブースを三か所回って、なんとかノルマをクリアできました。

🍱 実はこの休憩時間に、近くの交通会館の富山県アンテナショップで鱒ずしを購入するという裏ミッションがあったため、休憩時間は無いに等しいなかなかのハードスケジュールだったのでした。

検証:有料セミナーで「元は取れる」のか

さて、本題の検証です。A席ということで支払った金額は2,700円。対して、受け取ったものを並べてみます。

A席 2,700円で受け取ったもの

・帝国ホテル謹製お弁当:2,000円相当
・アンケート回答によるアマゾンギフト券:1,500円分
・企業ブース訪問で貰ったクオカード:500円
・ドリンクチケット2枚:1,000円
・追加特典の書籍:1,480円
・A席限定特典のスペシャルワインボトル:3,000円相当
・お楽しみ抽選会で当たったお菓子:プライスレス

ざっと合計9,000円超。早割2,700円なら、まあ元は取れていると言っていいでしょう。定価の9,000円だとなかなか微妙ですが。まあ、定価で購入している人はいないわけで・・・

ただし一点だけ。ドリンクチケット2枚で1,000円相当ということなのですが、引き換えられるのはどう見ても100円のペットボトル。他にはホットコーヒーと紙パックのオレンジジュース。ここの「相当」は、かなり強気な換算だと思います。

主催者目線・参加企業目線で考えてみる

参加者目線だと「まあまあ参加してよかった」と言えるのですが、主催者目線だとどうでしょうか。色々特典をつけたことで損をしたかというと、そうではないはず。お金を支払ってでも参加したいと考える個人投資家の貴重なリストが手に入ったのですから。

参加企業にしても、有料セミナーに参加する人のリストが手に入るのであれば、参加費として多少の協賛金を払っても惜しくはないはずです。ただ、国内不動産の参加企業がほぼ毎回参加でほぼ固定なのに対して、海外不動産の参加企業が流動的なのは、参加費用に対する考え方の違いによるのかもしれません。

国内不動産の企業はペイできるが、海外不動産の企業はなかなか微妙なのか? 国内不動産の利益率の高さは想像できますが、海外不動産の利益率はちょっと想像できない。どこかの海外不動産企業がぶっちゃけて教えてくれないかな、と思いながらイベントを後にしました。


✍️ まとめ

22回続く有料セミナーには、続くだけの理由がありました。早割で買えば特典だけで十分に元が取れる設計と、座席ランクで体感する資本主義。イベント終了後にはS席限定イベントとアフターパーティも開催され、これがなかなかいい意味でカオス。来年はS席を確保して、そちらもレポートしたいと思います。

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