【参加レポート】モニクルフィナンシャル主催「予想のいらない有望株の見つけかた」

参加 LOG 2026
2026年2月14日(土)14:00〜16:00
📍 トラストシティカンファレンス・京橋
モニクルフィナンシャル主催「予想のいらない有望株の見つけかた」参加レポート
📋 セミナー基本情報
タイトル 今年こそ高値掴みを卒業!予想のいらない有望株の見つけかた
日時 2026年2月14日(土)14:00〜16:00
会場 トラストシティカンファレンス・京橋
東京都中央区京橋
形式 無料セミナー(質疑応答あり)
主催 株式会社モニクルフィナンシャル
登壇者 泉田 良輔 氏(株式会社モニクルフィナンシャル 取締役)
📘 参考著書:『機関投資家だけが知っている「予想」のいらない株式投資法』

なぜ参加したか

「今年こそ高値掴みを卒業!」というタイトルに、ちょっと刺さってしまった。去年も似たような失敗をしていたので。

主催は株式会社モニクルフィナンシャル。講師は同社取締役の泉田良輔氏で、ご自身の著書『機関投資家だけが知っている「予想」のいらない株式投資法』をベースにした内容とのこと。無料だし、土曜の昼間だし、行かない理由もなかった。

参加前の正直な期待値は「まあ基本的なことを復習できれば十分かな」くらい。セミナーあるあるの勧誘系だったらどうしようという警戒感も少しあった。
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「PERが高い=割高」は本当か?

冒頭から、わりと核心を突いてくる話だった。

株の勉強を始めると早い段階で出てくるのが「PER15倍以上は割高」「PBR1倍を基準に」という考え方。自分もそれなりに使ってきたつもりだったけど、泉田氏はそのあたりの「単純判断の落とし穴」を丁寧に話してくれた。

PERが高くても割高じゃないことがある

「成長利益率が年4〜6%程度ある企業なら、PER30〜50でも一概に割高とは言えない」という話。要は、将来の成長を先取りしている分だけPERが高く見えることがある、ということ。逆にPERが算出されないケースは赤字企業のサインで、それはそれで判断材料になる。

ここで学んだこと PERは「現時点の利益と株価の比」なので、成長企業には不向きな指標になりやすい。倍率だけ見て判断するのではなく、その企業の成長性とセットで読む必要がある。

PBR1倍基準も万能じゃない

PBR1倍割れ=割安、というのも業種によって全然話が変わってくる。製造業と金融業でPBRの「適正水準」は違うし、そもそも業種をまたいでPBRの比較をすること自体に無理がある場合もある。

「わかってはいたけど、改めて言語化してもらうと腑に落ちる」という感じの内容だった。

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「ヒストリカルレンジ」という考え方が刺さった

個人的にいちばん「持ち帰れる」と思ったのがこの話。

「その銘柄が過去10年間でどのくらいのレンジで動いてきたかを見る。それが、今の水準が高いか低いかを判断する一つの材料になる」

他の銘柄や業界平均と比べるのではなく、その銘柄自身の過去と比べる。シンプルに聞こえるけど、これをちゃんとやっている人は意外と少ないんじゃないかと思う。

「今のPERが30倍」という情報より、「その会社の過去10年のPERは15〜40倍の間で動いてきた。今は30倍だから真ん中よりやや上」という情報の方が、ずっと意思決定に使いやすい。

帰ってさっそく、気になっている銘柄のPERヒストリカルを調べてみた。「あ、今わりと上の方にいるな」と気づけたので、早速使えた視点だった。
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機関投資家が「買えない」銘柄という視点

これも面白かった。機関投資家には、構造的に投資しにくい銘柄があるという話。

  • 時価総額300億円以下の小型株——大きな資金を動かす機関投資家は、流動性の問題で小型株に大量投資できない。
  • ESGで除外されやすいセクター——ギャンブル・防衛・アルコール関連は、ESG基準により組み入れを避ける機関が多い。

その結果、こういった銘柄は「相対的に配当利回りが高い傾向がある」とのこと。機関投資家の資金が入りにくい分、株価が抑えられやすいから。

「機関投資家に追随するか、彼らが手を出せない領域を狙うか」——どちらが正解ということはなく、自分の投資スタイルと照らし合わせて考える、というのが整理の仕方として提示されていた。

個人投資家の強みは「小回りが利くこと」とよく言われるけど、こうやって具体的に「だからこそこういう銘柄を見られる」と示されると、より実感がある。ただ、小型株はリスクも高いのでその点は注意が必要と自分に言い聞かせた。
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会場の雰囲気と正直な感想

参加者は10名弱。人数は少ないけど、その分だけアットホームで質問もしやすい雰囲気だった。実際、質疑応答の時間はしっかり設けられていて、参加者の熱量も高かった。

「個別面談どうですか?」的な直接的な勧誘はなし。セミナー終了後にアンケートが配られて、今後の株式投資講座についての質問が含まれていた。まあそのくらいは想定内。

全体的に「売り込みより、まず知識を届ける」スタンスで進められていたので、居心地は悪くなかった。参加前の警戒感は、終わる頃にはだいぶ薄れていた。

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持ち帰ったこと

「PERやPBRはあくまでバリュエーションの入口」という認識は、頭ではわかっていたけど、改めて言語化してもらうことで少し考え方が整理された気がする。

特に実践してみたいのは、ヒストリカルレンジでの相対評価。「他と比べてどうか」より「自分自身の過去と比べてどうか」の方が、銘柄の個性を活かした見方ができる。

それから、機関投資家の制約を知っておくこと。「なぜこの銘柄は割安のまま放置されているんだろう?」という問いに、一つの答えを与えてくれる視点だった。

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